artDive(アートダイブ)に参加して分かったこと
- e2013/11/06
- a展示即売
10月26日、27日のartDive(アートダイブ)2013、皆さんのおかげで無事に終わりました!
たくさんの方が来てくださり、とても充実した2日間!
平安神宮の隣の京都市勧業館「みやこめっせ」で行われていました。
参加を決めた後のとまどい
このようなブースを構えて商品を売るというのは初めて。
申し込みだけは開催の2ヶ月前にしたものの、どう準備してどうディスプレイしたらいいのかもよくわからない。
参加前はそんな感じで少し不安でした。
しかし、開催前に他のクラフトイベントへ見学に行き、出展者さんがどういうふうに商品を並べているかをチェック。
何となくですが、それをヒントに会議用の長机でシミュレーションをしていました。
アートダイブ当日
搬入という作業も初めて。
その響きにさえも、テンションが上がっていました。
搬入時間は8時〜11時。
他の出展者の方々のように、展示するものがいっぱいあったり、凝ったブースデザインにしたりするといったことが無かったので、「9時前後に搬入出来ればいいや」と思い、搬入時間も少しずらしました。
当日は、シミュレーションのおかげか、1時間もかからずに準備完了。
ブース番号は「B-57」。
そして、いざ開場。
そこで、今回このartDive(アートダイブ)に参加してみて分かったことがあります。
見てもらえる、お話ができる
当たり前ですよね。
ただ正直言いますと、商品にはもちろん自信はあるものの、アートフェスということでお客さんの求めてるものとちょっとずれてないかなと心配していました。
とても興味があるお客さんは見てもらえるけど、その他の方々は完璧に素通りされるのではないかと。
でも、そんな脳内の想像とはいい意味で完全に違った結果になりました。
たくさんの方にお声がけしていただける
「京都」という土地柄なのか、『手描き京友禅がなんぞか』を知っている方や染め関係のお仕事の方が想像していたよりも多かった。
そういう方はもちろんのこと、一般の『手描き京友禅?なにそれ?』という方にも「どうやって作ってるんですか?」「綺麗ですね」「これ全部手で作ってるんですか?」と色々ご感想やご質問を頂けました。
映像をじっくり観ていただける
人間、知らないものを口頭で説明されても想像できないことって多々ありますよね。
少なくとも私はそのタイプです。
なので今回、商品(iPadショルダーバッグ)の製作工程を全部撮って編集した映像を持ち込み、iPadでずーーーっと流していました。
これ、全て観ると8分あります。
(すみません、もっとコンパクトにまとめた映像にしたらよかったと反省しています。)
それでも、立ち止まってたくさんの方に観ていただけました。
その方々に「こんなやって作ってるんやね!」「えー、すごいね!」と言っていただき、すごく嬉しかったです。
特に、手描き京友禅の存在すらも知らない学生の方や、若い男性の方が何も言わずに立ち止まって観ていって下さったのには、こっちも逆にびっくりしました。
ショップカードがなくなる
ショップカード(名刺)を100枚用意していました。
始めは「100枚あったら余裕やろ」と思っていましたが、2日目の終了する1時間前にはラスト5枚に。
そして終わる直前で全部なくなりました。
これは本当に嬉しい誤算でした。
「クリエイターさん」ともお話が出来る
artDive2013のホームページの発表によると、今回382のブースが埋まったそうです。
休憩以外はずっとブース内にいたので、残念ながらほとんどのブースの方とはお話はできませんでした。
ただ私たちに興味のあるブースの方がお話をしに来てくれたり、私たちも休憩時間に面白そうなことをやっている方のところに少しお話をしに行っていました。
その中で、特に興味深いことをされている方々をご紹介します。
「上井とまと」さん
私たちの隣で展示をされていた上井とまとさん。
「うえい」でも「かみい」でもなく、「うわい」と読むそうです。
私たちが搬入を始めて30分ぐらい後に来られて挨拶をしたのが始まり。
「なにを展示されるんですか?」と聞くと、「日記ですよ。」と言われました。
はじめは「何言ってんだこの人???」と失礼ながら思いました。すみません、とまとさん。
でも本当に日記なんです!
上井とまと日記 – 読者1800人の日記作家志望の日記でブログやメルマガを書いたりされているブロガーさん。
販売は一切せず、日記の一部をプリントし、それを何十枚もブースのパネルに貼付けてお客さんに読んでもらうという展示スタイル。
確かに、ブログの読者って徐々に増えていくっていうイメージなので、こういったイベントで会った人に知ってもらうというのもいい方法だなと思いました。
内容も全部クスッと笑える、ほのぼの系です。
上井さん自身、将来は日記作家として「日記を本にして出したい」という夢がある、とても気さくで話しやすい方です。
そのためか気がついた時には上井さんではなく、「とまとさん」と呼ばせていただいていました。
「tataguti」さん
tatagutiさんは、私たちがブースにいる時に、話しかけて下さった出展者さん。
私たちと同じ手描き京友禅の技法を使ったイラストの展示や、捺染という染め技法を使った手ぬぐいを販売されていました。
京友禅に関することを大学で専攻されていたようで、今ではtataguti(たたぐち)として企画から製作、販売全てを自らされている凄腕のクリエイターさん。
この羊のタペストリー!
これは手描き京友禅を使ったものなのですが、この細かい柄、きものではあまり使わないポップな「ぼかし(グラデーション)」、色彩センス、全てに驚かされました。
tatagutiさん自身、関西だけではなく東京、東海と様々なイベントに出られているので、もしお近くでtatagutiさんがイベントに来られた時には見に行っていただきたいです。
それぐらいスゴイ!
私たちは「古き良きをオモシロク」をコンセプトに商品作りをしていますが、tatagutiさんも私たちと同様、古い技術を使ってモダンなモノを作られているので、とても親近感が沸きました。
今後ともがんばっていっていただきたいと感じました!
アートダイブが終わった後
本当に参加してよかった!
始めは準備から搬入、商品の並べ方、そして本当に見てもらえるのかと不安がありました。
でも、いざ始まってみると、お客さんとの出会いや出展者さんやクリエイターさんとの出会いがあり、とても楽しい2日間でした。
今後とも、少しずつではあると思いますが、色んな所に参加します。
またお時間ありましたら、見に来て下さいね。
よろしくお願いします。